昨日FNN(フジニュースネットワーク)の各報道番組で、金正日の長男、正男氏が今月パリに現れた時の映像が流れました。
FNNは、これまでも先月同氏が北京に現れた時や、その以前にマカオに滞在している時の様子、さらに一昨年には次男の正哲氏、その夫人と思われる女性、それに随行員らが、エリック・クラプトンコンサートを鑑賞しにドイツに現れた時も映像に収めており、この分野での取材力の強さを示しております。情報源には、某国情報機関が関係しているものと認識しております。
私も拉致問題や竹島問題を通じて朝鮮半島情勢に関心を抱く者として、この種の報道に注目をしております。ただ、単に興味深い映像に関心が集中するだけではいけないとも思います。
私は視点を二つに分けてみるべきと考えます。
一つは正男氏の動向とそれにリンクする金正日の病状、さらにそこから派生して権力の移行がどのように進んでいるのかという点。
もう一つは、その結果として今後5年あるいは10年の間、朝鮮半島情勢がどのように動き、そのことが日本の安全保障、そして拉致被害者救出にどのように影響して行くかという点です。
最近の一連の報道では、どうも前者に関心が集中し過ぎている印象を持ちます。
7日後には米大統領選が行われます。現状では民主党オバマ候補が優位に立っているようです。
日本人の中には、共和党をタカ派政権、民主党をハト派政権と思う人がいらっしゃるようですが、私は決してそうは思いません。14年前の北朝鮮核開発に端を発した危機の際、当時の民主党クリントン政権は、北朝鮮核施設に対する空爆、そして海上封鎖を真剣に検討していました。いつまでも話し合いだけに応じているわけではない、というのが民主党政権のイメージです。
我が国もそう遠くない将来、経済や福祉ではなく、安全保障が総選挙のメインテーマになる時が到来するでしょう。その時に備え、国民一人一人が、自国と自国民の安全保障について考えてみるべきであると思います。
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